a photo a day

                            

肖像の深み

 
 胸を揺さぶられるような優れたポートレート作品には、頭が下がります。
写真家と被写体が溶けて混じり合い、再び人の顔として浮かび上がったような作品が好きです。
ポートレートは、撮られる人だけじゃなく、撮る人の生き方も丸出しになるから
奥が深いのでしょうね。

 子供の頃、倉敷にある大原美術館でジョルジュ・ルオーの肖像画を見ました。
他に多くの名画が並ぶ中、その1枚が私に強く呼びかけているような気がしたのを覚えています。
肖像が額縁にはみ出すように塗られている面白さ、
厚く厚く重ねた油絵の具の存在感などが、子ども心を真っ直ぐつかんだのかも知れません。
とにかく息を呑む存在感でした。
私はその時に『肖像』を、直感的にアートとして認識したんじゃないかと思います。

40歳を過ぎてから、ますますポートレートが気になってきました。




  rouault(1).jpg これは大原美術館のルオーじゃないで~す。キリストさんだな。


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  1. 2011/09/28(水) 17:02:34|
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スポッティング、好きですか?


 夜、冷えますね~。
ジッパーくんが布団に入って来るようになりました。
ネコと一緒にほかほか寝る夜は、秋冬の楽しみの1つです。


 さて、今日はスポッティングの話を。
まず基本的に、好きでスポッティングをやる人はいないと思うんです。
みんな嫌々ながら、仕方なくやることですよね。
失敗してプリントを台無しにした経験は、誰にでもあるんじゃないでしょうか。

今日は、スポッティングを成功させるために私がやっていることを
いくつか書いてみたいと思います。

①定着液に硬膜剤を使わない。使うと印画紙に墨が入りにくくなります。
②筆にこだわる。躊躇なく高級品を買いましょう。使ってみると、その違いに愕然とします。
③塗らない。つまり筆先で点を打つ要領で空白を埋めていく。

あとは練習です。経験の幅を広げておけば、どんな状況の修正でも対応できます。
いらないプリントを使っていっぱい練習しましょう。


 
  1. 2011/09/27(火) 12:47:22|
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また映画のこと

 私が映画館で見た最初の映画は
ドン・テイラー監督『トム・ソーヤの冒険』か、ヴィンセント・マクヴィティ監督のサイエンスコメディ『世界最強の男』でした。
調べてみたら、両方アメリカ映画で、1973年制作。
どちらを先に見たかわかりませんが、小学1年くらいの時に、そのころ住んでいた京都で見たのを覚えています。
『トム・ソーヤ』の方は、今でも洞窟のシーンを鮮明に思い出せるくらいですから、強烈な映像体験だったんでしょうね。
いろんなことに影響されて、今の自分がいるんですね。


  1. 2011/09/26(月) 20:51:21|
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映画の影響

  映画がデジタル化される以前、東京に住んでいた私は、よく映画を見に行きました。
写真を撮るときの視線とか空気感に、そのころ見た作品が影響しているのは間違いありません。
中でもジョン・カサヴェテスとハワード・ホークスが好きでした。
大学生の頃は、蓮実重彦さんの映画評論集を片手にゴダールやトリュフォーを繰り返し見に歩く、
頭でっかちで生意気な人間に他なりませんでしたが
それでも当時の凝縮した時間は、自分の中に揺るぎない価値基準を形成してくれたと思います。

具体的に影響を受けた映画は、ハワード・ホークスの『リオ・ブラボー』、カサヴェテスの『こわれゆく女』
ヴィクトール・エリーセの『エル・スール』、ヴェンダースの『アメリカの友人』 
そしてゴダールの『パッション』や『ヌーヴェル・バーグ』などです。
劇的なストーリー展開が無い映画ばっかりだ(笑)。

フィルムで撮った映画には、フィルムで撮った写真と同じ世界観を感じます。
また映画館で見れたらいいのにな。

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  1. 2011/09/24(土) 20:01:49|
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初めて撮った写真② 息子の場合

 2年前の夏、小2だった息子と京都へ旅行に行きました。
そのとき私が使っていた古~い二眼レフ(ローライコード)を「貸せ!」と言うので貸したんです。
なんせ昔のカメラですから、巻き上げもシャッターチャージも自己責任。
使い方の手順を1つ1つ教えたところ、意外にも真剣な態度なので
何かは写るだろうと思って好きにさせました。

するとまず・・・
仏像が1コマの上で重なってました。
巻き上げ忘れただけか、アート表現か。
そこは詳しく聞きませんでしたが、ま、曼荼羅ということで(笑)。

あとは旅館のテレビが、様々な角度から淡々とブツ撮りされてました。
うちにテレビが無いから憧れてるんだろうな、きっと(笑)。

このようなものが、息子の初写真体験でした。
いい思い出です。



  1. 2011/09/22(木) 12:43:48|
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初めて撮った写真

face6_convert_20110921154731.jpg


これ、私が初めて自分で撮った写真です。
小5の時。
当時むちゃくちゃ溺愛していたインコのピーコとピコちゃんです。
いつも写真を持ち歩きたいと思い、親のカメラで撮りました。

ピントも何も知らないで撮ってるのが我ながら可愛い(笑)。
私はこのボケた1枚を、定期入れみたいなものに入れ、本当に大切にしていました。
30年以上も前だから、”写真”がまだ特別なものだったんですね。

ワケあって私は、自分の幼い頃の写真を10枚ほどしか持っていません。
ネガもありません。
そしてその中の1枚がこれです。
よっぽど大事なんだな~って、ながめる度に思います(笑)。

ちなみにピーコ(白い方)は、麻痺で足が動かない障害小鳥ちゃんでしたが
自由に家の中を飛び回り、長く幸せに暮らしました。とさ。



  1. 2011/09/21(水) 11:50:35|
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修理完了


 8月6日から悪戦苦闘していたニコマートの修理がやっと終わりました。
「できました」って電話したら本当に喜んでもらえて、私も嬉しかったです。
持ち主は60代の女性。
体の調子が悪くて何年も写真を撮っていなかったけれど、元気になったのでまたいっぱい撮りたいとおっしゃってました。
正直な話、この年代の女性から機械式カメラの修理を依頼されることは、ほとんどありません。
だからこそ、特に良い結果を出したいと思いました。

これからもずっと、こういう人々の役に立てる存在であり続けたいです。



  1. 2011/09/20(火) 07:54:52|
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ホソケンさん、見せますよ~

 昨日のブログに対し、もっともなコメントが届きました。
ナイフを見せろ、と。     

そりゃそうですよね。 ごもっともです。
じゃ、いきますよ~ ホソケンさん、見てますか~

006_convert_20110916090243.jpg
 


あと、切り取った後のフィルムについてですが、暗室で取り出したはずです。
当時の記者は、急ぎで仕上げるバケツ現像だったんじゃないでしょうか。
(暗室に薬品をはったバケツを置き、そこを順番にくぐらせて処理する方法)

またどんどんコメントくださいね~

  1. 2011/09/16(金) 08:09:22|
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気になるカメラ その③ ロード

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 小さくて軽くて扱いやすいんですが、レンズ(ハイコール)が好きになれないので・・・
使ってません。
じゃあなぜ紹介するかというと、このカメラ、フィルムを途中で切断できるナイフが内蔵されてるんです!
底部のツマミを引っ張るだけでプツリ。
昭和30年代はまだフィルムが貴重な時代。
撮った分だけ切って現像できるので、新聞記者が使ったそうです。
 
   
  1. 2011/09/15(木) 07:47:44|
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気になるカメラ その② エクサ


ペンタプリズムが使われる以前の一眼レフ。
縦で撮ろうとすると像が逆さまになるし、
ミラーもまだクイックリターンしないし、絞りも自動開放しないし、
使いにくいこと極まりない!
けれど、本来これがカメラなんだな~って、自分を原点に引き戻してくれる
大切な1台です。


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  1. 2011/09/14(水) 07:48:35|
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