a photo a day

                            

写真家になるためには

 ブログを見て下さっている方々から届く様々なメール、
1つ1つ大切に読んでいます。本当に嬉しいです。ありがとう。

 最近「セイリーさんはどうやって写真家になったんですか」
「写真家になるために必要なことは何ですか」という内容のメールを続けて2人の方から頂きました。
実はどちらも「写真学校へ行くべきかどうか悩んでいる」という具体的な相談だったので、
もしかしたら似たような迷いを抱えている人が他にもいるのではと思い、
何かしら参考になりそうなことを私なりに書いてみることにしました。



 まず、私の場合は独学です。
師事もしませんでしたが、そのせいで困ったり後悔したことは1度もありません。
商業カメラマンとして写真関係の仕事につきたいというのならば話は別ですが、
アート写真の世界を真っ直ぐに目指したいのであれば、高い授業料を振り込む代わりに
フィルムや印画紙を人よりたくさん買い、失敗ばっかりしながら工夫を積み重ねていく方が
結果的に自分の独特な世界を確立しやすいんじゃないか、と個人的には思っています。
ただ何もかもが自分次第、つまり課題の提出もなければ演習プログラムもない中で
自分をストイックにコントロールし続けるのは、そんなに簡単なことじゃないかもしれません。
それをやり続けるためには「なぜ写真なのか」「なぜ撮るのか」という自問に対し、
ブレることのない明確な返答を持ち続ける必要があると思います。
意志さえあれば、結果は後からついて来る。私はそう信じています。


 もう1つ自分が大切にし続けていることは「撮らない時間」かな。
それは「撮ってる時間」と同じくらい重要で、昼と夜みたいな存在です。
「とにかく数を撮れ」というお馴染みの教訓は、最初の5~10年くらいの話。
そこから先は、人として被写体以外のものを直視し、
写真と関係ないことにも1つ1つ真面目に関わり、悩み、吸収する。
そうしないと、いつの間にか薄っぺらくてあざといものしか撮れなくなります。
人の痛みとか、生きる喜びとか、そういうものに過敏じゃない人間が、そもそも人の心に響く作品を
つくれるのか???という、非常に当たり前の話です。


 20代の時、あるお坊さんにこう言われました。
「悟ろうとする心が最も悟りから遠い。」
つまり、自分が悟れる器だと思っていることこそが“おごり”だと。
写真を撮るということも、そこに重なるんじゃないかって思います。



友希さん、明日香さん、プロセスに囚われず、恐れず、伸び伸びと前へ進んでいって下さい。














  1. 2012/08/05(日) 10:19:26|
  2. non title
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