「甘い地獄」を撮っていた頃、ロサンゼルスにあるLACMAというミュージアムで
ダイアン・アーバスの大回顧展がありました。
「Revelation」の出版に合わせた展示内容で、プリントはもちろん、アーバスの遺品で再現した暗室や
オリジナルのコンタクト・プリント、自筆の日記などを数多く見ることができました。
彼女が自殺した写真家だからでしょうか、展示空間に胸が締め付けられるような濃い空気が立ち込めていて
目に何度も涙が溜まったことを覚えています。
客層が広く、中でも50歳以上の層の厚さを見て驚きました。
1ヶ月ほどの開催期間に4回足を運びましたが、今でも展示の細部が目に浮かびます。
今まで見た写真展の中で、最も印象的だったと思います。
だから・・・やはり「甘い地獄」の中に影響が見えているのではないでしょうか。
- 2011/06/24(金) 19:26:44|
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